HEIC とは?iPhone 写真が採用する次世代フォーマットの基礎

HEIC が JPG と比べてどこが優れているのか、互換性の課題をどう解決するのかを整理しました。

HEIC (High Efficiency Image Container) は、HEIF 規格に基づいた画像フォーマットです。Apple が iOS 11 以降で標準採用したことで一気に普及しましたが、Windows や一部の Web サービスでは JPG ほどの互換性がありません。本記事では、HEIC の強みと注意点を整理し、ブラウザだけで安全に変換するベストプラクティスを紹介します。

HEIC の強み

  • 高い圧縮効率: JPG と比べて 40% 程度ファイルサイズを削減しながら、ディテールを保持できます。
  • 10bit カラーやアルファチャンネルに対応: ハイダイナミックレンジ映像をそのまま保存でき、静止画と動画フレームを混在させることも可能です。
  • ライブフォトやバースト撮影との相性: 1 つのコンテナ内に静止画・連写・動画を格納できるため、撮影体験を損なわずに保存できます。

互換性の課題

  • 一部の古いブラウザや Windows アプリケーションでは HEIC を開けない
  • SNS や CMS が HEIC を未対応のまま放置しているケースが多い
  • 法人ワークフローでは JPG や PNG への変換が依然として前提

こうした互換性の壁があるため、共有時には JPG/PNG へ変換するニーズが生まれます。しかし、オンライン変換サイトはファイルをサーバーにアップロードする設計が多く、プライバシー面のリスクを伴います。

HEIC Savvy を使った安全な変換フロー

HEIC Savvy は HEIC ファイルを一切アップロードせず、ブラウザ内で完結する変換ツールです。次のような利点があります。

  1. ドラッグ&ドロップで即変換: drop-area にファイルを放り込むだけで、WebCodecs や libheif を自動選択して最速経路を決定します。
  2. プライバシーを担保: 変換処理はすべて端末内で行われるのでプライバシーが守られます。
  3. 後処理をゼロに: Preview で結果を確認し、そのまま JPG/PNG/GIF をダウンロードして他サービスにアップロードできます。

次のアクション

ぜひブラウザ完結の変換体験をお試しください。